気まま映画・俳優語り

60年代邦画大好き女子による、※個人の感想※に満ちた映画と俳優語り

堺左千夫さんという俳優

おはようございます、ミエです。

今回は俳優さんを中心に据えて映画紹介していきたいと思います!

ご紹介したいのはタイトルにある通り

堺左千夫さん!!

 

東宝の大部屋俳優として、本当にたくさんの映画にご出演されています。

大部屋俳優というのはいわゆる脇役ですね。しかし堺左千夫さんは、ただの脇役とはとてもとても。存在感ハンパない個性的な俳優さんなのです。

世代としては三船敏郎さんと同期なんですよ。94年まで俳優として活躍、98年に逝去されています。

 

この方、黒澤明監督岡本喜八監督の作品に多数出演されていまして、これらの監督作品を見漁っていると頻繁に目に入って来ます。何本か見れば、ノンクレジットで意識していなくても見つけられるようになりますよ。ヘヘヘ。

Wikipediaに出演作がまとめられていますが、正直、まとめきれてないです!いやーーーこの間あれにも出てるしこれにも出てるよ!っていうのがいっぱいあります。

とにかく、なんでもいいから見れば出てます。過言ではない。

 

私の中で印象が強いのは、岡本喜八監督〜複数監督作品の愚連隊シリーズですね。

これはネタバレ・・・かもしれませんが、堺左千夫さんは私調べで愚連隊シリーズ死亡率100%

しかしこの、自由に楽しくピョコピョコ踊り回る堺左千夫さん。その後何かしらの要因で死亡する際、本当にサッと死にます。

よくある、斬られ役俳優さんみたいにや〜〜ら〜〜れ〜〜た〜〜というような間は一切なし!!巻きで死にます。俺は・・・幸せ・・・だった・・・よ・・・ガクッみたいなことも全くないです。完璧な即死。これはもう名人芸です。

個人的な堺左千夫さん名即死映画は

「蟻地獄作戦」(1964年/東宝DVDはディアゴスティーニからのみ発売中

ヒョエ〜〜〜っと騒ぎながら跳ね回っていたと思ったらなんでもない場面で一瞬にして死にます。すごすぎる!

もう一つこちらも、別の記事でおすすめしたいとも思っているのですが

忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962年/東宝

ここでの堺左千夫さんは、吉良方の間者。

複数人いる間者の中のしっかりしたリーダー的な存在が、愚連隊などでのイメージとはちょっと違って、え〜堺左千夫さんこんなイメージじゃないよ〜と思ったりするのですが、雪の巻序盤でスッと死ぬのを見て堺左千夫さんやんけぇ!!!となります。

死に際がほんとに素晴らしい。こんな褒め方することないよなかなか。

 

私の好きな60年代東宝映画はもう石を投げれば堺左千夫さんが出てる作品に当たるというくらい出演されているので、今後もご紹介することがあるかと思います。

俳優さんを決めて映画鑑賞ローラー作戦というのもいいもんです。

私のいちおし!堺左千夫さんぜひチェックしてください!!