「青島要塞爆撃命令」
こんにちは、ミエです。
今日はスマホで書いているのですがやはり勝手が違うな。。それはさておき今回は
「青島要塞爆撃命令」
1963年/東宝
こちら見ていきましょ!
【映画】
監督:古澤憲吾
第一次大戦中、ドイツは青島をアジア侵攻の拠点とし巨大な砲台を擁したビスマルク要塞を築く。
その攻略に抜擢されたのが未だ黎明期にあった日本海軍航空隊。
隊員たった5名、2機の飛行機で鉄壁ビスマルク要塞の攻略を図る。
邦画では珍しい第一次大戦を舞台とした作品です。監督はクレージー映画や若大将シリーズなどを手掛けた古澤憲吾監督。そして特撮監督に巨匠・円谷英二監督が参加しています。
俳優陣は来ました来ました愚連隊メンバー!この3人の並びを見るだけでワクワクします。
第一次大戦は結果として日本が戦勝国となっていることもあるのか映画は全体的に能天気な雰囲気。ドイツ人は怒っても良いゾ〜許可!
「あの列車に火をつけたらどうなると思う?すっげえぞ〜」ってもうウキウキしちゃってんじゃん!!
佐藤允さんがドイツ兵と対峙してここから緊張の銃撃戦が始まるのかな?と思いきやエッ!普通に倒しちゃったよ!みたいな
史実としてはビスマルク要塞の攻略は叶わなかったのですが、本作では派手にぶちかまします。
クレージー映画を手掛けている古澤監督作品ということもあり、喜劇半分という先入観で見るのが良いのかも?
見終わった後に不思議と清涼感がやって来ます。たまにはこういうのも良いよね!
【俳優】
みんな大好き愚連隊メンバー。安心感が凄いです。多分あいつ死んでねーぞみたいな。
この頃の佐藤允さんはまだアラサーくらいだと思いますが、いやあんた何年軍隊やってんのと聞きたくなるような貫禄。
生意気な坊ちゃんなんだろうな〜という雰囲気のあった加山雄三さんもしっかりした先輩隊員になっています。
さて今回注目したいのはまずは池部良さん。1940年代から活躍して2010年までご健在でした。70年代に差し掛かるともう重鎮です。先日紹介した「直撃地獄拳」シリーズにも登場しています。
カッコいいんですよ〜とにかく顔が良い。
今作では非常に頼りがいある感じの先輩です。頼りたい。頼り過ぎて辟易させたい。
青春映画から時代劇、任侠映画、戦争映画と……登場すれば池部良さんだ!!と我々を(?)昂らせてくれます。
戦争映画における池部良さんのオーラの説得力は、ご本人の従軍経験に起因しているのでしょうか。
戦争や暴力の肯定ではありませんが、やっぱり当時の俳優さんは人生の厚みが、本当に大変な中を生き長らえたという気迫が凄いなと感じます。
池部良さんと言えばまた昭和残俠伝などでも触れたいですね。
もう1人だけ語らせてください!!
伊吹徹さんです。
現在80歳でご健在ですが、俳優としては95年を最後に?ご引退されているようです。
あまり目立つ俳優さんではなく、ご引退されるまでの出演作もそんなに多くはありません。
大部屋俳優と呼ばれるいわゆる脇役、、というわけでもなく、今作でも5人の航空隊員の中の1人。大事な役ですがあまり目立たず。
愚連隊シリーズにも「やま猫作戦」「血と砂」に出演しています。
私の見た作品の中のイメージでは、やはりあまり目立たず、セリフも多くなく、掴みどころがないようにも感じるのですが、なんか気になる、、
この「なんか気になる」が大事なんです。
「なんか気になる」があるだけで映画の端々に目を向けるのがグッと楽しくなりますね。
千葉真一さん主演の狼やくざシリーズ2作目「狼やくざ 葬いは俺が出す」で、千葉真一さんの演じる主人公の名前が「伊吹徹」。
これ、伊吹徹さんと何の関係もないんでしょうか?
狼やくざシリーズについては情報少なく、何か参考になる情報をお持ちの方がいたら教えていただきたいです。。
でもそうやって、関係ないわけないじゃん!と思いを巡らせるのも楽しいですね。
伊吹徹さん、チェックしてみてください。なんか気になる存在です。
「青島要塞爆撃命令」はAmazonPrimeVideoで見ることが出来ます。